「知識量」に自信がある人しか楽しめないの?
一方で、「自分こそ物知りだ!」という知識自慢の方は、けして多くないと思います。
知識量に関して自信がない、という方が多数派でしょう。
では、mono-seriesは、「知識量」に自信がある人しか楽しめないのか?
結論から言うと、そんなことはありません。さまざまな方に楽しんで頂くための仕掛けを、mono-seriesでは行っています。最大のポイントは、「問題は出場者の一部が持ち寄る」ことです。
実力者層だけではなく、幅広い層の方に楽しめる、「知」の「持ち寄りパーティー」。それがmono-seriesのもう一つのコンセプトです。
出題者としての楽しみ方
「自分が普段触れている○○業界では常識なんだけど、クイズをやっている全国の人にとってはどれだけ知られているんだろう?」
「自分はこの知識を面白いと思っているんだけど、それに対してどんな反応が帰ってくるんだろう?」
出題して、参加者の反応を得て、知識を共有すること。これはクイズの楽しさの一つです。
ただ、大半のイベントでは、クイズに答えられるのは「ステージにいるごく少数の人」なので、尖った知識だとなかなか正解が出ない。
mono-seriesでは、全国6地区の200人以上の参加者が、あなたの問題に挑む形になります。自分も想像していなかった反応が帰ってくるかもしれません。
回答者としての楽しみ方
「そんなものに名前があったんだ!」
「そのもの自体は知ってたけど、そんなエピソードがあったんだ!」
「当日はわからなかったけど、後日新聞や雑誌、テレビやネットでその問題についての情報を見た!」
「面白そうだから、もう少し突っ込んで調べてみよう!」
……という声が出るような問題を出すことで、 実力者層だけではなく、幅広い層の方に楽しめる 出題を目指します。
問題を集めるにあたって
今回は、意図して「今までのクイズの問題よりも、幅の広い」出題を目指しています。
「その業界で知られているか」
「当日わからなくても、後で目にしたときに“あっ”と言えるか」
「”そんな世界・業界もあるんだ!””その世界・業界ではそんなことが常識なんだ!”と思わせることができるか」
この3点を判断基準として、出題するかどうかを決めます。
また、このような問題を集めるには、「少数の人がたくさん問題を提出する」より、「多数の人が少しずつ問題を提出する」方が効果的と考えました。前回は100人近くの方が、1人10-20問を提出しています。
クイズとしては「難しい」問題が多いかもしれない、けれど……
現在行われている他のイベントは、どうしても「難易度を抑えた」「対策や努力をしなくてもある程度はわかるし、対策や努力をすればもっと楽しめる」傾向が受け入れられやすいのは確かです。
mono-seriesの問題は、それよりも「幅の広さ」「クイズでの知名度ではなく、各分野での知名度」を優先しています。そのため、「わからない」という問題も、多数出題されるかもしれません。
(1割は正解が出るように目指しますが、逆に言えば、9割はわからない可能性があります)
また、「問題集に載っているかどうか」は重視しないため、「事前の対策」「日々のクイズの努力」が反映されやすい問題ではありません。
しかし、同じ「わからない」「難しい」にしても、「興味をひける」ような出題、「面白い!」と感じて頂けるような出題を、スタッフ一同目指しています。