「早押しクイズ」の魅力
普段、私は早押し機を用いた「早押しクイズ」を楽しんでいます。
多くの問題を短時間でこなすことができる「スピード感」、スポーツにも通じる「競技性」、ボタンが点いて答える一人に注目が集まる「非日常感」……。
早押しクイズにはさまざまな利点がありますし、特にその特性を生かした「短文クイズ」(abc、勝抜杯、早押王/新人王など)が人気を集めるのも非常に理解できます。
けど、「早押しクイズ」以外のクイズの魅力もある。
が、クイズの魅力はそれだけではありません。
「笑い」。テレビのバラエティ番組のように、クイズを使って「笑い」を生むこともできる。
「ひらめき」。謎解きのように、与えられたヒントから答えを導き出す過程を楽しむこともできる。
「交流」。仲間内でクイズをやる、クイズを通して新しい人と知り合う、というのも魅力の一つ。
「達成感」。問われたことについて答えられたら嬉しい、大会で勝てたら嬉しい、など。
クイズにはいろいろな楽しみ方、いろいろな魅力があります。
mono-seriesで追求するのは、「知識=物を知る」ことです。
mono-seriesでこだわる「クイズの魅力」は、ずばり「物を知る」こと、つまり「知識」です。
「知識」を使って他人と競い、ナンバーワンを決める。
「知識」を新しく得たり、自分の「知識」を他人に披露することで、反応を得たり共有したりする。
問題を聞いてわかったときに「それ知ってる!」と言いたくなる、あの気持ち。
観客席やテレビの前で、そういう気持ちを味わったことは一度や二度ではないかと思います。
mono-seriesは、そういう「知識」を大切にするイベントです。
「早押しクイズ」でできないことを、「早立ち」というスタイルで。
「早押しクイズは、知識を軽視している」……と言うつもりはありません。
が、その特性上、難易度や傾向に一定の制約がかかりますし、何よりも参加できる人数が「早押し機の台数」に限定されます。
「早押しクイズ」と異なる形で、クイズの異なる魅力を提供できないか?
……と考える中で生まれたのが、ボタンの代わりに起立していただくことで、より多くの人がクイズを楽しめる「早立ち」です。
「"物知り"が活躍できるイベント」 を開催したい。
「幅の広い知識、今まで知らなかった知識に触れる、共有する楽しさ」 を伝えたい。
……という目的に適しているのが「早立ち」だからこそ、2012年に
「早立ち01 Stand-Art''」を開催以降、毎年mono-seriesでは「早立ち」を導入しております。